妖怪@老中
@youkairoudyu
妖怪、伝説、民俗、デレステ、本全般についての話題を好みます。 依田芳乃・鷺沢文香・鷹富士茄子担当P。ミスフォテ副担当。
「何月何日には◯◯という妖怪が出る」とか「昔妖怪が出たので何月何日には毎年行事を行う」等の日付と結び付いた妖怪話を紹介するタグです。 x.com/youkairoudyu/s… ・不定期ですがだいたい正午頃に投稿しています。 ・妖怪判定がガバガバなので神っぽい奴らも紹介します。
#O月O日の妖怪 3月7日 笑う山猫面 毎年3月7日の夜更けになると、毘沙門堂の玄関の棟木に彫られた山猫の面が笑う。新潟県魚沼市浦佐の毘沙門堂の伝承。 この面はその昔、当地の山猫退治の伝説に因んで左甚五郎が彫ったものという。 (出典:『旅と伝説』8巻「信越傳説玩具吹寄せ」)
「不快に思う人がいるからやるな」みたいなこと言われると、いつも思い出すんだけどさ。 自分はかなりの犬恐怖症だから、犬の写真がふつうに見たくないわけなんだけど、別に他人に犬の写真を貼るなとかは思ったことないわけ。 ↑という話をしたら「犬恐怖症の人はめっちゃ少ないから無視(つづく)
きょうの妖怪 #和漢百魅缶 通算8284体目【ヤブリムヌ】人間に対してわざわいをもたらす魔物・悪魔のこと。与論島では、お産のときにこれが寄って来ることを防ぐために刃物を置いたり、砂を蒔いたりして、ヤブリムヌを祓う魔除けをしたといいます。koorinteihyousen.blog.shinobi.jp/Entry/6409/
これよく誤解されるんですけど、水木しげる自身による妖怪の創作・後付け設定はそこまで多くないんですよね。 むしろそういうことを行なってきた先人たち(藤澤衛彦、山田野理夫、佐藤有文)の資料をそのまま解説に利用したパターンの方が多い。
結局のところ一番悪いのは、ネームバリューがある人の言ってることをろくに検証もせずに丸写し解説してきた人たちなんですけどね(自戒を込めて)
こちらのポストで『妖怪画談全集』が原因と書きましたが、この本自体は間違ったことは言っていないので、正しくは最初に原典確認せずに誤読した人が原因ですね。失礼いたしました。 まあでも水木先生の時代に『郵便報知新聞』までアクセスするのは難しかっただろうしな…。
これは彼が参考にした藤澤衛彦『妖怪画談全集』における記述が原因で、そこには『郵便報知新聞』「真黒なる一個の坊主」の絵に「夜人の寝息を吸い口を舐る黒坊主・奥州の山地乳の類」と書かれています。これを「黒坊主は奥州に出る妖怪だ」と勘違いしてしまったんですね(実際は東京の神田に出た妖怪)
その結果、誰かが誤読して解説しちゃったものを他の人がそのまま鵜呑みにして解説する、また別の人がその解説を鵜呑みにして解説する…という負の連鎖が巻き起こるんですよね。口惜しや。
まあいつの世も妖怪の解説を書く人は自分が読んだ本の情報だけで書こうとする(その本が参考にした資料まで遡らない)ことが多いですからね…。妖怪に限らずかもしれませんが。
藤澤衛彦の「夜人の寝息を吸い口を舐る黒坊主・奥州の山地乳の類」というキャプションは、第三者の利用の仕方が相互によくわかる典型で、衛彦さんは竹原春泉斎の「山地乳」の絵と似てるネーという感想を言ってるダケなのに、月岡芳年の「黒坊主」の絵の内容を調べないで第三者が使ってる点が明白。
これは彼が参考にした藤澤衛彦『妖怪画談全集』における記述が原因で、そこには『郵便報知新聞』「真黒なる一個の坊主」の絵に「夜人の寝息を吸い口を舐る黒坊主・奥州の山地乳の類」と書かれています。これを「黒坊主は奥州に出る妖怪だ」と勘違いしてしまったんですね(実際は東京の神田に出た妖怪)
宮城県に「黒坊主」なる妖怪の伝承は見つかっていません。しかし、水木しげる『日本妖怪大全』などでは、岩手・宮城・秋田に出現する妖怪と解説されています。なぜそうなってしまったのか…
『鬼神様の包丁人』第二十三話投稿しました 今回は料理回です ncode.syosetu.com/n3952kp/23/ #narou #narouN3952KP