少女祈祷中

足りないのはあなただけ

みんなあの子の一番になりたくて狂っていく

わたしのこと諦めたら君は絶対後悔すると思うけど

心よりもまずさきに体が反応するひとをみると愛おしくなる、話す前に唇が震えたり待ち合わせで手汗をかいたり美しさの前で瞳孔が開くひと

わたしはよく愛情が最高潮に達したとき「あなたのこと食べちゃいたい(くらい好き)」と言ったりするのだけど、サルバドール・ダリが「美とは可食性のものである」と言ったように、愛情表現のひとつとしてのカニバリズムは案外普遍的な感情なのかもしれない

モイ！誰も触れられなかったあの夏の遠い記憶からキャス配信中- #tanka

エモい恋愛はもう古い、時代はラブラブ

ねえ携帯を置いて窓の外を見て

修正ペンでは消せない過去、ファンデーションでは隠せない痣、市販薬では治らない病気、あ、今日は電話じゃだめな夜だ

こまめにセーブする生活をしないと、とてつもない悲しみに襲われたとき取り返しのつかないことになる。例えば煙草をゆっくり吸う、本棚を整理する、隣の隣くらいの町にある喫茶店へ行く、昼過ぎまで眠る、夜遅くまで遊ぶ、元ロックスター決定版を勝手に作る、本気の鼻歌をうたう、物産展へ思いを馳せる

フォロワーが14000人になったので自己紹介します。こんばんは、少女祈祷中です。保健室生まれ、カロリーメイト育ち。性別は17歳。シフォン主義過激派。イントネーションは冬。季語はベランダ。生まれ変わるならあの子がてきとうに水やりしたアサガオになりたいです。よろしくお願いします。

新婚旅行帰りの飛行機で人生の伴侶と事故死するまではわたし絶対に死ぬわけにはいかないもん

誕生日じゃなくてもくだらないことでも何回でも「おめでとう！」って言い合えるのが友だちだと思います

恋人

まだこの夜に何かの可能性がある気がして眠れない

あの子の溜め息で膨らませた風船が部屋の隅でずっと沈んでいる

夜だね、暇だね、ねえイカれた量の文庫本を持ってコメダ珈琲に行こうよ

やさしいひとがやさしいまま生きていける世界になったらいいのに

ちょっと調べればわかることも敢えて君に教えてほしい

誰しもがそれぞれ何かしらのコンプレックスを抱えて生きているからこそ、「みんな悩んでるよ気にすることないよ」みたいな無責任な慰めや劣等感を雑に誤魔化すようなやり方ではなく、マイノリティやマジョリティの枠組みを取り払って各々が各々のコンプレックスをひとつひとつ慈しんでほしい