東幸海運🚢✨タンカーの船会社
@tokokaiun
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タンカー船の底の赤色はフジツボ対策です。タンカー船にフジツボがつくとスピードが落ちます。ふだん14.5ノット(時速26.8km)出るタンカー船が12ノット以下(時速22㌔以下)になることも。燃費も悪くなります。フジツボに効果がある亜酸化銅という成分が赤色の正体。1年でキレイに溶けてくれます。



タンカー船のアースはどうなってるの?というご質問。浮いている船は電気的には中空状態。このため原則としてアースを出せません。このため漏電監視装置(絶縁監視装置)でリークを常時監視しています。アースが出ると原因を特定してその機器を取り除くことになります。鉄製の船体にボディアースを取っ…

この理屈でいくとタンカー船など海に浮いているお船はアースを取れないのでアウトになってしまいますね…(^^)
良い子のみんな! 理科の授業は真面目に受けような! 大人になって、要らない苦労をすることになるぞ!
中の人も最初は初心者でした🔰
海運業に入ってすぐのノート出てきた。エンジンのことはまるっきり分からなかったから書いて覚えた。今見たら稚拙すぎて微笑ましいけど、この時がなかったら今の自分は無かったのは間違いない。この時に分かりやすい本がなくて苦労したから作ったのがタンカー船のエンジンのYouTubeなのです。
今日のタンカー船ひかるの食堂で驚いたこと。台の上に置いてあったはずのテレビが壁掛けされていたことと、昼ごはんがちょうど良い量で美味しかったことです。


夜にこのような明るい状態で航海するのはNGです。タンカー船のライトは夜の石油の積み込み作業にも支障がないように超強力。こんな状態で夜に走ると周囲の船の光が見えなくなるばかりか、相手船の目もくらませてしまいます。真っ暗な夜は極力光が漏れないようにした上で、航海に必要な灯火をつけます。
よくある勘違い。犠牲管がなくても船のパイプを全部ステンレスにしたら海水で腐食しないと思われる。でも、そうするとステンレスの機器やバルブが電食しかねない。ステンレスは造水機のようにチタンのパーツにはイオン化傾向で負けて溶ける。大事なところに穴が開かないようにするための犠牲管です。

タンカー船では冷却などのために海水を吸い上げて使います。このとき船内の海水の通るパイプの一部はわざと弱い鉄で作られます。その部分をわざと犠牲にして他の部分を守るためです。その名は犠牲管。取り外しやすい短いパイプにするのがコツ。ほかのパイプはビニルコーティングされた配管を使います。



タンカー船の船体(鉄)のかわりに電食で溶けてくれる船体保護の亜鉛板。どの部分が亜鉛板か分からないとのご指摘をいただきましたので並べて画像で比較。この銀色の部分が亜鉛板です。サイズは靴より少し大きく厚さは4センチ。たった1年でこんなにダイエットしてくれるのです😭


船体の鉄のかわりに溶けたタンカー船の船体保護亜鉛が見てみたいとのリクエスト。下手すると1年後にはこのぐらい溶けます。なければこの身代わりに船体の鉄が溶けるから恐ろしいのです🫠

鉄でできているタンカー船にとって最大の敵は海水です。電食という作用で船体の鉄が電気分解されてしまうから。そこで船体に鉄よりイオン化傾向の高い亜鉛を取り付けることで鉄の代わりに溶けてくれます。この亜鉛板は船体保護亜鉛と呼ばれます。舵の周りは水流が早く1〜2年でアイスのように溶けます。
直径3.5mあります。タンカー船のプロペラ。このプロペラが1回転するごとに船が約2.2m進みます。通常は1分間に200回転するので分速440m。時速26.4km(14.2ノット)となります。理論的にプロペラが1回転すると進む距離(この場合2.2m)のことをピッチと呼びます。
ひなたと富士山、風の塔、スカイツリー✨ お写真ありがとうございます🤲
けさの海ほたる② 東幸海運 @tokokaiun さんの、ひなた。千葉方面に向かっていきました。夏には珍しく富士山がくっきりと見えました。海ほたるからは、このような東京湾ならではの景色といっしょに撮れるので気に入っています。
ファイヤーワイヤーと呼びます。タンカー船の非常用の牽引ワイヤー。桟橋で石油を積んでいるタンカーは非常時に脱出するために海の高さ付近にこのワイヤーが必要。いざという時はタグボートにこのワイヤーを引っ張ってもらって脱出するのです。
タンカー船は年に1回、ペンキの塗り直しのためにドックに入ります。この時タンカー船を支えるのが盤木(ばんぎ)という支柱。真ん中1列のセンター盤木は基本的に固定されています。可動の盤木は船の形によって並べ替えます。どうしても当たったらダメなところに盤木が当たってしまい解体整備中(有償)です
バネ1つ欠けても動きません。タンカー船のメインエンジンのガバナー(調速機)。波のある海の上を走る船にとってエンジンの負荷は常に変動。負荷が大きい時には燃料を追加投入。負荷が減ったら燃料を減らさないとプロペラが空転。一定速でプロペラを回転させるよう燃料投入を制御する必要があるのです。