せつこ

結婚できるほどの魅力もなく、出世できるほどの能力もなく、1人で生きていく覚悟もないわけで。

どうやら私が一生懸命に頑張る姿は、人からは「可哀想」に見えるらしい。知らなかった。

周りにとって普通のことが、私にはできない。そもそも普通が何かわからない。空気が読めない。間違っても気づけない。でもみんな大人だから「それは変だよ」なんて教えてくれない。「あの人ちょっと変だよね」なんて言いながら、少し距離を取られている。

難しめの仕事に取り組んでいて、今日無事に終わってホッとした。これは評価してもらえるのでは？なんて思ったけど周りは無反応。以前から相談していた同僚には「まあ普通だったよ」と言われる。そうか、これは私にとっては大変だったけど周りからしたら出来て当然なんだ。みてる世界が違った。

ひとりで生きていけると思っていた。でも無理なのかもしれない。誰にも期待されない。守ってくれる人も守る人もいない。ひとりで頑張ることに疲れてしまった。ひとりぼっちは寂しい

週末に飲む約束をした同僚がいた。数日前になって「残業になるかもしれないから」とキャンセルをされる。当然、私は当日1人で過ごす。翌日その同僚から「昨日は先輩から飲みに誘われたので仕事頑張って終わらせた☺️」と連絡がくる。優先順位が低く、約束したことさえ忘れられる存在感の私

他人に救いを求めている時点でダメだよな

誰かに愛された記憶があれば、私も胸を張って生きていけるのだろうか。私が1番私のことが嫌い。

私の人生にも私の味方がほしい。誰かに大切にされたい。誰かの1番になりたい。いつも自信がなくておどおどしている。

同級生で仲良かった子達はみんな結婚出産して疎遠になってしまった。また会える日がくるのかな。私が結婚していたら、私に子供がいたら、そんなふうに考えてしまう。

「自分は絶対正しい」「自分は悪くない」という気持ちが強い人と一緒に仕事をする場合、どうすればいいのかな。信頼関係を築くためにコミュニケーションを取るように心がけているけど、毎回そういう態度をされるとさすがに心が折れる

若者が人前で緊張しながら話すことは初々しいけど、40歳近い女がそれをやると痛々しいのか。理解した。

苦手なんだからもっと練習するべきだった。見知った人ばかりの簡単なプレゼンだったから緊張する必要なんてなかった。年齢だけ重ねて、経験すべきことを経験していなくて。いつまでたっても人目を気にしている。何もできないおばさんになってしまった。

職場で1人ずつ、みんなの前でちょっとしたプレゼンをすることになった。人前で話すことが苦手な私はガチガチに緊張してしまい、あまりにも下手くそで同情の拍手をもらった。上司も褒めるところがなくて「話すスピードは良かった」と困った感じで笑っていた。新人の方が自信に満ちて上手だったな

自分があまりにも報われなくて、悔しくて、会社のトイレで泣いた。私はいつになったら自分の感情をコントロールできるのかな。地団駄を踏んでいる子供みたい。

悪口しかでてこない

牛乳をソファーにぶちまけたので今日はダメな日でした

人と話すことに慣れていないので、相手が聞きやすい声のボリュームや高さがわからない。何回も聞き返されて、ますます声が出なくなる。

一生懸命、打ち合わせを進めたけれど向かいに座ってた人が必死に笑いを堪えていて悲しかった。滑稽に見えたんだな、無様

機嫌が悪い時、まわりに当たり散らすことができる人はすごいな。まわりが気を遣って話しかけてくれるし、仕事も増えないどころか減っている。「彼女のプライドを傷つけてしまうから」と雑用もやらなくていいなんて。

事務仕事しかできなくて自己アピールが苦手、人前どころか話すことが下手くそな私は周りから評価されないので、これはただの僻み。