瀬戸水葉
@setomizuha
いとしいことば https://note.com/hot__cold__water
女は27歳までが花、と言われてとてもむかついたので、なにさまのつもりだと思いながら明日この人がどこかで犬のフンとガム踏みますようにの呪いかけておいた 生まれてから死ぬまでずっと花だわ
「付き合う」という謎の概念のことずっとよくわかっていない 一緒にごはん食べる、なかよくお買い物する、秘密を明かしあう、肌を触れあう、おはよおやすみ言いあう、ひとくちちょうだいを言う、記念日とかいうものを祝う、たぶんどれも正解だけどどれも間違っててむずい
北海道紋別郡興部町沙留(おこっぺちょうさるる)←「おこっぺちょう」めちゃくちゃかわいいし「さるる」はもっとかわいい、北海道の地名のこと本当に大好き
抱える孤独の色が似ている人の言葉は光りかたが同じだから、あなた自身のことなにもわからないけどあなたの気持ちの海路はすこしわかるよと思う
あらゆる日焼け止めを試してきたけど、結局きらきら成分(パール)入りのものに落ち着く、お気に入りはアクアリッチLU もはや効果やコスパはどうでもよくて、肌がきらきらするから眩しくてかわいい 今日も輝いちゃってるよー
雫(しずく) 潮(しお) 滴(したたる) 溜(したたる) 汨(しずむ) 汐(しお) 清水(しみず) 時雨(しぐれ) 水の漢字で「し」と読めるもののやさしさがまぶしい ひらがなのなかでも「し」のまるみは格別、音も形も
中学生のころから様子のおかしい河川名や湖名や地名の大ファンだから、書けと言われたらノールックでいくらでも書き出せるのが密かな特技 Twitter以外の人に見せるとキモいと言われるから見せないけど本当はトチ狂ってる土地名のこともっと話したい




人をイジるというコミュニケーションの仕方が本当に理解できない 自虐ネタはまだしも、人の失敗や弱点を無許可に笑ったくせに「冗談だって笑」と言ってさわやかに許されようとするあの謎の流れ、誰が幸せになっているんだ
「冷たい」という言葉の鋭さを和らげるためにあえて「つめたい」と書くことがあるし、「明るい」のなかにある光成分を抽出するために「あかるい」と書くこともある
上村裕香さんの文章すごく好きなんだよなあ とても難しいことをとても爽やかな言葉に乗せて書かれていて、ポップなわけではないのに、読んでいる間じゅうずっとミントの香りがするような涼しさがある 苦しさを苦しさとして表さずに、まったく違った形のうつくしさに換えて読者に届ける小説ってすごい
なめらかに熱が出て、どうにかこうにか頑張るかーと思ったけど、しっかり休んで元気になったらまた働けばいいんだから、今日は気合い入れて休むことにした 家でごろごろしながら、暑そうだなと他人事みたいに窓の外を眺めたり、冷えピタをピタしたりする
Twitterのひとたちはみんなどこか少しずつ狂っていて、でもその狂いをさっぱりと受け入れていて好き 安心して狂える場所があると人はすこし頑張れる、狂っているままでも生きていていいことがわかれば人を傷つけなくても済むから
たまごは静かでやさしい 出張続きで疲れていて、でも疲れたと言わず、言えず、うっすらとなにかをきらいになりながら、なんとか正しく輝こうとする 勘弁してくれと思うこともあるけど、それでも地道に頑張る自分のことまぶしくて好きだよ

著しく疲れたり休めていなかったりすると、なんの前触れもなくドカンと熱が出ることがよくある 体は重たいけどこの熱はとても心地の良い熱で、視界はクリアだし空気の味がよくわかるし、音もいつもよりすこしよく聞こえて不思議 部屋のライトを点けるパチンという音が聞こえてワオと思ったりしている
衛生観念ってほんとに人それぞれだから別にいいっちゃいいんだけど、ゆでたまごを半熟にしないとか、お米を炊くときに梅入れるとか、お弁当の上に抗菌シート乗せるとか、これだけ暑かったら夏場は特に気をつけたほうがいいと思う ほっと一息つくためのお弁当で痛い目みるのいやでしょう