ぴーちゃん
@peechan1970
NACS-J自然観察指導員。生き物に学ぶべきことは本当に多い。特に植物の生きる力に感心。植物関連の研究を知らしめたい。#植物 #植物科学 #植物研究 #plantscience #botanicalscience #plants
植物免疫受容体に病原体由来プロテアーゼで活性化される構造を融合し、広範囲・持続的・完全な病害抵抗性を持つ植物を創出する革新的戦略が示された。ウイルス、細菌、卵菌、真菌、線虫、害虫など多様な病原体への応用が期待される持続可能な新技術である。natureよりnature.com/articles/s4158…
IC経路によるサリチル酸生合成は、アブラナ科で進化し、ICSの活性化、EDS5の新機能獲得、PBS3の特化によって適応強化された。本研究はその進化的起源と構造的・機能的適応を多角的に明らかにし、SA防御機構の発展過程を系統的・包括的に解析した。PNASよりpnas.org/doi/10.1073/pn…
植物の環境応答を高精度に予測する柑橘類モデル「iCitrus2616」は器官別データを統合。C:N比や栄養条件で成長・細胞壁・代謝産物が変化し、病気・乾燥などのストレス耐性と市場対応に貢献し、作物品質・収量改善に活用可能。代謝適応解明にも寄与。PNASよりpnas.org/doi/10.1073/pn…
森林の成熟オークは高CO₂環境下で地下の栄養獲得戦略を柔軟に変化させ、根の分岐・C滲出・菌根活動を動的に調節することで成長を維持し、生産性を高め、炭素吸収源としての役割とその長期的可能性を強化し、地球規模の炭素収支への貢献が示唆された。PNASよりpnas.org/doi/10.1073/pn…
ユーフォルビア・ペプラスに含まれる抗腫瘍成分インゲノール-3-アンゲレートの合成に関わる重要遺伝子を初めて発見。酵素機能や遺伝子冗長性を解析し、合成経路の解明と有効成分増産に向けた技術的基盤を植物科学と分子生物学の両面から提供した。New Phytologistよりnph.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/np…
Cpn20はアラビドプシスのプラスチド機能に不可欠で、欠損で葉緑体障害や胚嚢発達停止など成長異常が発生。栄養期・生殖期を通じてプラスチドの品質管理・生合成を支え、植物成長と雌性配偶体の発達に重要な役割を果たすことが示された。New Phytologistよりnph.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/np…
ホップのセントロメア構造を解析し、SaazCENやSaazCRM1など2型の構成要素と染色体特異的反復配列を同定。2番染色体の不均衡な分離との関連が示され、新規マーカーSaaz293が異数性研究に有望。染色体分離理解と遺伝学的多様性の解明に貢献。New Phytologistよりnph.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/np…
こういう形態と遺伝の不一致って、相同器官(哺乳類の手と鳥類の翼などに代表される成体の前足多様化)が環境適応による進化圧で形態変化したものなんだろうか
バラ科植物419種の遺伝情報を用いて広範な系統樹を構築。27の全ゲノム重複イベントや花の進化傾向を詳細に解明し、形態と遺伝の不一致も発見。進化適応と多様性増加の仕組みに新たな知見と強力な証拠を提示し、地球規模の変動との関連も示唆された。J. Integr. Plant Biol.よりonlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/ji…
海洋熱波(MHW)により海草Halophila ovalisの窒素循環機能が変化し、水質改善作用や堆積物の脱窒能力が低下。高温下では成長が促進される一方、微生物機能喪失などにより生態系サービスの低下と海洋酸性化への緩衝力の減衰が懸念される。New Phytologistよりnph.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/np…
トマトは遠赤色光(FR)補充で果実品質が向上。耐陰性系統IL2-2はFRによる伸長や品質変化が抑制され、高密度条件下でも果実収量が増加。IL2-2は密植・間作農業に適応する有用な遺伝資源として、今後の持続可能な栽培戦略に貢献する可能性。New Phytologistよりnph.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/np…
アブラナ科植物に含まれるグルコラファニンの健康効果が注目。CRISPR/Cas9でマスタードのBjuAOP2遺伝子群を編集し、高グルコラファニン含量の株を作出。抗栄養成分も減少し、安定した栽培とスルフォラファン源としての利用可能性が示された。Plant Biotechnol. J.よりonlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/pb…
ウキクサを用いた食用ワクチンは、安価かつ高効率なIBV対策として期待される。遺伝子組換えウキクサは、H120ワクチンと同等以上の免疫効果を示し、補助効果のあるIL-17B併用で免疫応答がさらに強化された。粘膜免疫の活性化が防御の鍵。Plant Biotechnol. J.よりonlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/pb…
IbPIF1遺伝子は茎線虫に対するサツマイモの防御に中心的役割を果たし、免疫活性化・バリア強化・防御物質蓄積を促進。IbMVDと連携してテルペノイド合成を誘導し、感染抑制・耐性向上・防御応答の多層的制御を担う極めて重要な転写因子として機能。Plant Biotechnol. J.よりonlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/pb…
バラ科植物419種の遺伝情報を用いて広範な系統樹を構築。27の全ゲノム重複イベントや花の進化傾向を詳細に解明し、形態と遺伝の不一致も発見。進化適応と多様性増加の仕組みに新たな知見と強力な証拠を提示し、地球規模の変動との関連も示唆された。J. Integr. Plant Biol.よりonlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/ji…
18年間の実験で、温暖化と窒素沈着により植物葉の着生・内生細菌の多様性が共に増加したが、増加の要因は異なると判明。両細菌群は植物多様性と負の相関を示し、葉圏細菌と植物の間に負のフィードバックが存在する可能性が示唆された。J. Integr. Plant Biol.よりonlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/ji…
🌿 ヒマラヤの高山とステップ植物310種を分析し、標高に応じた最適条件を予測する形質の組合せを特定。高山種は資源保全・耐寒性、ステップ種は干ばつ回避・競争力が鍵。多形質モデルにより分布予測の精度が大幅に向上し、環境応答の理解が進んだ。J. Integr. Plant Biol.よりonlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/ji…
植物細胞種ごとに多重遺伝子を活性化できるCRISPRシステムを開発。根の特定部位で機能性物質の生成を精密に再構築し、myb12変異体でフラボノイド回復を実証。細胞特異的制御によって安定発現と応用拡大が期待される革新的技術。Nat. Communよりnature.com/articles/s4146…
植物の転写因子(TF)は保存されたDNA結合特性を持ち、TFBSは系統間で変化する。10種で360TF・約3,000のTFBSマップを構築。保存TFBSは細胞種特異的な発現に関与し、古代の調節モジュールの再利用がイネ科の進化的適応に寄与していた。nature plantsよりnature.com/articles/s4147…