甘酒
@kanimamesan
ふらりと入った上野の国立西洋美術館の常設展で絵画の美しさにド肝を抜かれてはや数年。時間をみつけては美術展巡りにせいをだしてます。あのとき国立西洋美術館にふらりと入ったオレをオレは褒めてあげたい。あのときのオレ、こんなに愉しい趣味を見つけてくれてありがとう!
東京国立近代美術館 「記録をひらく 記憶をつむぐ」 戦時に描かれた作品も幾つかに分類されるとのこと 例えば 〈作戦記録画〉 軍の依嘱による公式の作品で戦史に残すべき 戦闘場面が描かれている作品のこと ちなみにコレクション展の10室ではさらに広義の戦時の美術としての日本画が特集されています
東京国立近代美術館 -コレクションを中心とした特集- 「記録をひらく 記憶をつむぐ」 ヒルマ・アフ・クリント展の喧騒も去りひっそりと始まった展覧会 ですがとても東近美らしい展覧会 というか 東近美でしか出来ない展覧会 この展覧会に対する東近美の思いが伝わる〈おわりに〉の挨拶文がこちらです
東京国立近代美術館 -コレクションを中心とした特集- 「記録をひらく 記憶をつむぐ」 1997年の小川原脩の短いインタビュー映像の言葉が重い… 小川原脩《成都爆撃》
東京国立近代美術館 コレクション展 ハイライト室 速水御舟 《京の家・奈良の家》 キャプションにはなにやら難しいことが書いてありますが 絵を観ていると感じる空気や空間の拡がりかたの違い よく観ると変な絵なのに ぜんぜんそんなことを感じさせない不思議さとか… とても面白いお気に入りの作品



東京国立近代美術館 コレクション展 李禹煥 《線より》 初めは なにこれ?意味わからん…だったけど じっくり観ていると 目の前に不思議な空間とそこに存在する美しい色と動きと力が感じられた 私が呼吸すると揺らぐ青 別に意味わかんなくてもよくね この美しい世界を味わえればって思うようになった

すげーな 話には聞いていたけど ほんとに公式のXやらインスタやらで一切触れられていない ヒルマ・アフ・クリントはおなかいっぱいになるくらいばんばん流れてきたのに… たぶん一部の美術ファン以外は開催されていることも知らないだろうな 観に行くか、観に行かないかという選択肢さえもなく

東京国立近代美術館 -コレクションを中心とした特集- 「記録をひらく 記憶をつむぐ」 広報がこんな感じだと日曜美術館じゃやらないだろうな… 視聴者層とベストマッチの展覧会だと思うが…

東京国立近代美術館 コレクション展 今年はラウシェンバーグ生誕100周年 《ポテト・バッズ》 ダンボールを切り貼りしたカードボードシリーズ なんかかっこいいなって思ったけど この作品を美術館ではなく小さなギャラリーでラウシェンバーグの名前を知らず見たら同じ感想を抱けるか 少々心もとない…

東京国立近代美術館 コレクション展 大好きな作品 香月泰男《水鏡》って1942年なのか 太平洋戦争真っ只中なのか 鶴田吾郎《神兵バレンバンに降下す》が1942年藤田嗣治《アッツ島玉砕》が1943年 時局からいってこのナイーブさはすげーな… 偉い人に怒られなかったのだろうか

東京国立近代美術館で始まった「コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ」は戦時と戦後の日本の美術/表象をテーマとする非常に重要な展覧会。 「記録」をタイトルに掲げながらチラシも図録もない=後世に記録が残りにくいのは展覧会の性質と矛盾するようで残念でなりませんが、
俊は東松山市の中央公民館(現・松山市民活動センター)のホールの緞帳のために「平和のやまんば」の原画を描きました。やまんばを恐ろしい妖怪とイメージする方が多いでしょうが、俊は自然と調和して生き、子どもを産み育て命を大切にする、怒るときには何ものも恐れず怒る女性と捉えていました。
東京国立近代美術館 コレクション展 安井曾太郎《金蓉》 モデルは当時満州のホテルで働いていた小田切峰子という5カ国語を操る才媛 制作年の1934年は満洲国皇帝として溥儀が即位した年 満洲国の日本人を中国服で描く… 「記録をひらく 記憶をつむぐ」を観てから自然と時代と美術について意識がいく

