さとの

肩叩いて、あ、減ったなと思うやいなや「そういやあの店まだあんの？」と食事に連れて行ったり、髪に触れつつ「練習台になってくれ」と目をつむらせたり、唇の色を見て「禁煙だ」と煙草を取り上げ飴を放り入れてやったり、そういう三者三様の目と手が彼に向いていたいつかのこと

おとなりに住んでいる住人による陳さんの話が見たい ずっとおとなりの陳さんとして語られているけれど、終盤にそれが信のことだったとわかる類の ある日隣人が陳さんを訪ねたら知らない男が出てきて、「あの……陳さんは……」ともごもごしていると「俺だ」と返されたりする

架空のす…の続編の話 ※ネタバレかも fse.tw/UjYaXmDk

す…ねたばれ fse.tw/MbUcSQSZ

「四、すまない。診てくれ。熱がある」と入ってきた洛の額に手を当てる四に、「俺じゃない。信だ」と引っ掴んでいる手の先を示す洛と、ぱちくりする四の話 四がそのまま奥に戻っていくので、信も思わず「なんだよ。文句あるか。俺の額も触れよ」と言ってしまうし、直後体温計がつっこまれる

どむさぶの龍と信、信がまっすぐ生きている限り優しい風がいい子だというようにその髪を揺らすから、信はその先パートナーなしでも生きていけるのかもしれない

「信はいい匂いがするな」と言われた信が、「毎日シャワー浴びてるからか？　お前もうちくる？」と洛に返し始めたので、どっちに何をつっこむべきか考えてしまう四の話