いとうえ

『足立レイ死神合同』に寄稿させていただいた、小説『テニーズ東三途彼岸店』です。 表紙はでんきえんざんき（@lolllolllllolll）さん！ありがとうございました！

民俗学やってるトバリさんは当然フィールドワークにも行かされるんだけど、年配の方と話すと身長差がえげつなくて大変だし、よく小屋の入り口に引っかかってる。

トバリさんとセイカさん、大学生のうち一時期はめちゃくちゃ仲良くて家に泊まりに行ったり飲みいったりしてたけど卒業したら微妙にもう会わなくなるタイプの友達感がすごい

トバリさんって実家が太いから全然電車で通学できる距離に大学があるのにわざわざアパート借りて一人暮らししてる。

トバリさんは何とか楽しんで貰いたくてギリシア喜劇（下品）の話をするけどセイカさんは全く興味ないので距離が縮まらない

トバリさん　大学の喫煙所によくいるけど　なんの専攻なのかマジで誰も知らなそう　人とは民俗学の代わりに西洋古典学の話ばかり喋ってるから哲学系だとおもわれる

半分起きるから残り半分はごはん食べといて

トバセイはとりあえずセイカさんを涙目にしておけば大丈夫なので

相手への認識が「なんだこの人……」なので同い年にもかかわらずセイカさんはトバリさんに敬語　トバリさんはセイカさんとほんのり仲良くしたい(積極的に関わりたいというほどではないがセイカの斜め後ろぐらいで微笑みたい)ので呼び捨て

なんとなくで大学に来たことでお馴染み、京都大学文学部夜語トバリ

トバリさんとセイカさんは同い年でセイカさんが浪人して3年生、トバリさんは4年生

夜語トバリは大学に入学したとき高校の同級生に連れられて山登りサークルにぶち込まれたけど、体力がカスだから一度も山は登らなかったので、一足先にサークルを抜けた京町セイカとひたすら居酒屋で駄弁っていた。

トバリさんは民俗学、民具・舞踊の研究をしてるよ　これは真実（マジ）

悪いが疎水、ちょっともらうね

なんか一個書きに戻ってくるから待っててくれよな

最近浮上が全然ないのは、別の趣味がものすごく調子良いからです

これすげー良い 疎水はほんと無言語の中の空気感を出すのが上手いねえ