世界の武器防具百科!!
@emonok1
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ウェドング:14~19世紀頃、ジャワで使われた儀式用短剣。全長20~30cm。片刃で中間部が幅広、普通の山刀のように見えるが、これを携帯できるのは、王族のようなごく一部の上流階級のものに限られた。国を支配するうえで、王族の権威の象徴的意味あいもあった。https://t.co/WWYE46w5lI

シェパーズアックス:主に東欧で古くから使われる斧。全長1m程。斧頭は小ぶりで薄く軽く、杖としても使いやすい形状で遊牧民や羊飼いに好まれた。武器としては、9世紀頃のマジャールの戦士や18世紀ハンガリーの反ハプスブルクの兵士等が使用したのが有名。現在は主にお土産や装飾品として販売。

蕨手刀(わらびてとう):日本。6~8世紀頃、東北地方中心に作られた。大和朝廷と戦った蝦夷が使用。柄に反りがあり馬上で戦いやすい。日本刀の起源のひとつとされる

クロコダイルアーマー:3世紀の古代ローマで作られたワニの皮の鎧。古代エジプトではワニは神として崇拝されていたが、ローマがエジプトを支配した際、現地の文化や宗教に影響を受けたローマ兵によって着用されたとみられる。戦闘用ではなく、パレードやカルト的儀式で使用されたと考えられている。


ボーチャードピストル:1893年にドイツで開発された世界初の実用自動拳銃とされる銃。ライフル等のトグルアクションと呼ばれる機構を片手で持てるサイズまで縮小。口径7.65mm。拳銃としては重過ぎて実用的ではなかったため、小型に改良されたものがルガーP08。https://t.co/nl2XHU7TLC

ホースマンズ・フレイル:11世紀頃〜ヨーロッパの騎兵が用いた打撃武器。柄と「穀物」と呼ばれる打撃部を鎖や革紐で繋いだ物。馬上で使うものは柄が短く片手で使用可。穀物は球状、棒状、トゲ付等の種類があり、変則的な攻撃は防御困難。「モーニングスター」もこれの一種。https://t.co/WAsoEQjybQ

硬鞭(こうべん/インビァン):中国。唐代からある武器で全長1m前後。おもに金属でできている棒状の打撃武器。竹のような節は打撃の威力を強めたり、敵の刃を止める効果がある。「水滸伝」の呼延灼や「三国志演義」の黄蓋が使い手として有名。

モチェ・タイガークロウ:南米ペルーの1500年前の遺跡から発掘された金属製の爪のセット。モチェ文明と呼ばれる古代文明の儀式で使われたとみられ、猫の足を模したような土台に金属製の爪が付いている。儀式の衣装に付けられていたとか儀式戦闘の勝者に栄誉として与えられたなどと推測されている。

銃剣:接近戦用に銃の先につける針状のものもしくは短剣。俗説では17世紀フランスのバイヨンヌで弾丸の尽きた一揆勢が短剣を銃口に差し込み槍のように使ったのが起源という。これにより銃隊単独での作戦遂行が可能となり、歩兵戦術は一変した。https://t.co/BMa7LGDfdd

マラプラムカティ:インドの短剣の一種。古代にケララ州のマラプラムの鍛冶屋が開発。全長45〜65cm。肉厚だが非常に鋭い刃を持つ。この短剣による傷は治りにくく、感染症が起こりやすいとされるが、それはこの地方の選ばれた鍛冶屋のみが持つ秘伝の製法によるもの、という伝説がある。

クレイモア:14-17世紀、スコットランド高地人(ハイランダー)が氏族間抗争やイングランドとの戦争で使用。両手持ちの大剣で通常全長1.4m程だったが、2m近くあるものもあった。傾斜したガードの先端に付いた四つ葉の飾輪が特徴。https://t.co/tYfrhvaeYS

ヒーターシールド:12世紀頃〜ヨーロッパで使われた盾。カイトシールドが小型化し誕生。木・革製や金属製。安価で軽量、騎士から歩兵まで幅広く使われた。ヒーターとは熱を発する物全般の事だが、特にアイロンに形が似てる事で後代、この名がついたと言われる。紋章の背景としてもよく使われる。




パチスターニャ:12~18世紀、スリランカで用いられた鉾槍。全長1.5~2.0m。穂先は短く両刃で小さな突起が左右対称に出ている。石突の部分にも穂先が付いているものもあるが、こちらも短く、入り組んだ山岳地帯での使用を意識したものと思われる。https://t.co/fLzwWuNxVX

ジップ・ガン:作りが単純で銃器メーカー製でない拳銃の総称。通常の銃より性能は遥かに悪いが、銃に見えない外見のため隠匿性に優れ、護身・犯罪・暗殺などに使われている。懐中電灯や携帯電話などの日用品に似せて作られた物も存在。多くの地域の法律では製造・所持が禁止。https://t.co/kEFBpw7uQF




ソードスティック:中に剣が仕込まれた杖。18世紀頃、ヨーロッパの紳士達は帯刀しない事が常識となり、代わりにこれを持って外出することが流行った。日本の「仕込み杖」と同じだが、暗器的な意味合いはなく、装飾品として公然と携帯し、決闘などにもよく使われた。https://t.co/xCKnJwumQw

トランバッシュ:コンゴ民主共和国のマンベツ族が使用した鎌型ナイフ。全長は40〜50cm程。近接戦闘、投擲が主な戦い方。もともとは武器・農具として使用されたが、やがて威信を示す道具として使われ、また通貨としても使われた。刃に空いている穴の数は持ち主の妻の数を表すとも言われる。

リップスティックピストル:冷戦中に KGB 工作員が使用した口紅型ピストル。通称「キス・オブ・デス」。口紅ホルダーの中に単発の4.5mmピストルが仕込まれており、銃身を相手に押し当てることで発砲。西ベルリンの米軍検問所で発見されたものが現在ワシントンD.C.の国際スパイ博物館に所蔵されている。

トレンチナイフ:塹壕のような手狭な場所で使う白兵戦用ナイフ。塹壕戦となった第一次大戦では専用に開発・配備されたものもあった。ナックルダスター状のフィンガーガードで相手を殴打できるものが有名。大戦末期以降、戦術の変化で塹壕戦が無くなるとともに廃れていった。https://t.co/xkAr1AIM6c

乳切木(ちぎりき):日本。契木とも書く。元々、120cm程の棒の総称だったが、先端に鎖分銅のついた物が現れ武器として使われた。棒の中に鎖を納め、戦闘時に振り出す物もある。分銅や棒で撃つ、鎖を絡める、と多彩で変則的な攻撃が可能。不世出の薙刀の名人・園部秀雄もこの武器に不覚を取ったという。

フロッグマウスヘルム:15世紀頃〜ヨーロッパの主に戦場でなく馬上槍試合(ジョウスト)で使用された兜。視界を確保するスリットが蛙の口に似ている事が名前の由来。この独特の形状は試合中、滑ってくる槍の穂先や砕けた槍の破片から目や顔を守るためのもの。視界はかなり悪く前傾しないと前が見えない。

