高内 実【瀬戸内まいふぁーむ】
@Setouchimyfarm
瀬戸内まいふぁーむ代表(https://setouchimyfarm.com/)/自然農法家(歴25年以上)/300年続いた江戸農法をもとに持続可能な自然農法を実践/YouTubeでも情報配信中
昨日は帰農学校VOL.12の日 講義は『鳥獣被害』 人類が農耕を本格的に始めて約6000年 未だ解決されない問題が『鳥獣被害』 彼らが元いた場所にニンゲンが進出し 田畠を作り 道を敷き 川の流れを変え 昨今では農薬 除草剤に住処を奪われ 生きる為に里におりれば殺される。…




右も左もないじゃろ 野菜を育てる上で取り除く雑草と 活かす草とがある。 アレロパシーにより他の植物の成長を阻害したり あるいは、背丈が高く光合成を阻害するものは 良しとしない。…




真のサバイバルが始まる お茶碗1杯のご飯 炊く前のお米の量は約65gである。 平均収量の稲が1本植えの場合、20分けつで、穂をつけたとして、一つの穂に 約120粒のお米が実る。 1粒のお米は 0.2g強 1株で約2400粒となり 1株にしておおよそ50gのお米になる。 2粒の種モミがあれば、1 00g。…




この国を未来に引き継ぐ為に ライフワークである江戸農書の研究で見えてきたものは、無名な伝書から有名な農書の白眉にいたるまで書かれている事は、 『子々孫々の為の農業技術の伝承』…




自然農法家が化成肥料の話をしてみる。 自分は自然農法で作物を育てるため普段は施肥はしない。 しかし『農オタク』ゆえ農に関する様々な事が知りたくなる。 江戸農学からはじまり最新の水耕栽培に至るまで興味はつきない。 化成肥料もその一つ…




最高の肥料とは 自然農法家だから肥料の事とか無頓着で何も知らずに農業しているように思われるのだが、逆に知っているから使わないのである。 例えばサツマイモを育てるにあたり、カリ肥を投入する場合、同じカリ肥でも硫酸カリを使うと芋のデンプンが多くなり甘い芋が沢山採れる。…




常識のウソ 我々が子供の頃 体育やクラブ活動の時 水を飲む事は厳禁とされた。 そして階段のウサギ跳びや先輩を背負ってのダッシュ、オマケに竹刀を振り回し体罰を課す先生もいた。 昭和の常識は今や恐ろしい化石となってる事が多々ある。 農業も同じで かつて精農とよばれた農業技術が…



昨日は帰農学校vol.13の日 今回はLiveとonlineの二本立て 再び全国から同志の皆さんが東広島に集結 楽しいひとときを共有いたしました。 この度の講座は『圃場の病虫害対策』 農薬を使わない自然農法の圃場は対処療法での 対応は選択しません。 あくまでも病虫害に負けない強い圃場を目指します。…




『あちこちで戦争してる場合ちゃうでー』 人類が農業を始めた頃、世界の人口は800万人程度だった。 それから時代が遡り、産業革命前の18世紀ころ10億人くらいになった。 しかし産業革命により化成肥料が発明されると一気に食糧増産がすすみ第二次世界大戦を経て1960年代には40億人に。…




自然がうまくやってくれる 自然農法の原理は、自然の植生が落葉などによる自己施肥機能によって、次第に土を肥沃にし、生態系を豊かにしていく法則を人為的に再現しようとするものである。 したがって、土そのものが、肥料の塊りであり、土を清浄に保つことにより、土の偉力はますます強化される。…




月並みだが『辛』という字にあと一本たせば 『幸』になる。 農家にとってこの時期の あと一本は除草 稲の畝間に生える イヌビエ コナギ イボ草 何種類もの草がいきよく生えてくる。 分げつ期 いかにこの草の勢いを抑えるかで その後の 出穂 生殖成長に大きく影響し、結果収量の増減にも…




本日早朝4:00起きで 岡山後楽園の観蓮節に参加 箏曲演奏の調が流れる庭園で しばしの殿様気分 紅色の可憐な花の「大賀ハス」と 大輪の白い花が咲く「一天四海」を お楽しみにください。 #岡山後楽園 #観蓮節 #大賀ハス #一天四海




『未来は僕らの手の中』 ニンゲンは古代より未来を知ろうとした。 それは農作物の出来 不出来であったり 戦の勝敗 政治の方針 はたまた男女の色恋に至るまで 未来の事が兎に角 気になる生き物らしい。 そして そこにつけ込む商売も古来よりあった 占い 予言書 エセ宗教 今世にあるものは、大抵…




『わら一本の革命』 農作物に病害虫(抗原)が侵入すると,農作物の体の中には抗体ができる。 たとえば,イネに『いもち病菌』という抗原が入ると,イネはそれを排除しようとして抗体をつくり,激しく抵抗する。…




『全部あんねん2』 有機物の発酵は、まずデンプンや糖分を食べて微生物や細菌が増殖する。 それらのエサがなくなると、始めの微生物や細菌が死滅し、かわって糸状菌が発生する。 この糸状菌は、六〇~七〇度の熱を出しながら今度はセルローズを分解してくれる。…




『思いをこめる』 コメという言葉は大和言葉の『込める』から 変性したと言われている。 思いをこめる 願いをこめる 生命をこめる そしてお百姓の願いが 沢山こめられたお米を 心して『召し上がってください』の思いから 『飯(イイ)』が変性して『メシ』となった。…




現代農業8月号 『今に活かせる 江戸農書の栽培技術』は 農書 『農業全書』より『カブ』の栽培について 書かせていただきました。 カブは古来より中国では『諸葛菜』と呼ばれ、三国志で大活躍する天才軍師 諸葛孔明が陣地の周辺に 栽培させ、兵士の栄養補給 滋養強壮に積極的に食べさせたとの事。…


今年も お味噌作りが始まった。 と言っても お味噌自体は厳冬期に仕込むので その材料となる 大豆と米の栽培の事である。…


『病虫害に負けない江戸時代の知恵』 陸稲は稲藁を『芸り耔う』すれば、無機態チッソをよく吸収し、病気を抑えることが出来る。 そして『中うち芸り』(中耕除草)により、それらを 陸稲の畝に拡散し菌体防除するのである。 もう少し…


ミツバ イタドリ タンポポ ヨモギ カンゾウ スイバ アケビ フキ ギシギシ ヨメミ ハコベ 赤ツメ草 アザミ ツユ草 スギナ これらは 畑の中で この時期 厄介者とされる雑草 しかし この15種の草達は栄養価も豊かで すべて 食べる事が出来る。 ●ミツバは おひたし みそ汁の実に ●イタドリは卵とじ…



