サトウ・レン

ノベルアップ＋運営事務局様より主題イラスト【葬華】短編小説コンテストの賞典として、萩森じあさんの素敵なイラストの表紙を頂きました。少女ふたりが辿った哀しい運命に光を射していただき、改めてありがとうございます！　とても光栄です。 novelup.plus/story/621232073 #ノベルアッププラス

俺は気付くと異世界にいた。女神から、「ある条件を果たさないと延々と人生をループする」と聞かされている。そして俺は何度もループすることになった。そのたび、女神がヒントをくれる。だけどループは続く。「さっさと、あの悪役令嬢と婚約破棄しろ」「嫌だ。俺は絶対にあの子を悲しませたくない！」

「警部。被疑者が逮捕寸前で逃走したそうだな」「すみません」「正直、私はきみがわざと犯人を逃がしたと思っている。分かってて聞くが、彼はいまどこにいる」「さぁ、地獄まで逃げたんじゃないですか」「そうか……警部。復讐は何も生まないんだよ」「後悔は生まれましたよ。分かっててやりましたが」

気付くと私は、シンデレラの姉になっていた。長女のほうだ。めっちゃかわいいな、シンデレラ。次女と母親のいじめを止め、甘やかした。舞踏会で見初められた私は王子様と結婚式を挙げた。シンデレラはいない。結婚式の途中、「お姉様は私の物」と馬車に乗ったシンデレラが入り口の扉を突き破ってきた。

「もし甲子園に行ったら俺たち付き合おうか」野球部でエースの俺は、マネージャーにそう告げた。「甲子園？」「うん」「それは現実的じゃないと思うんだ。まずは一回戦を勝つ。それが私たちの目標だよ。……そういうことか。これがこの間の私の告白に対する答え、ってこと」「だって俺、好きなひとが」

ある夜、悪夢を見た弟は怖くなり、一番上の兄に会いに行った。「兄ちゃん。俺、怖い夢を見たんだ」「どうした、いきなり」「兄ちゃんたちが喰われちゃう夢」気付けば泣いていた弟の頭を、兄は撫でた。「大丈夫。兄ちゃんは、強いから」「兄ちゃん。やっぱり藁は心配だから、レンガの家にしようよ……」

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オカルト好きの大学一年生の小佐野菜乃は古い歴史を持つ『令徳大学オカルト同好会』に入ったものの、気持ちは...『廃集落のY家』遠坂八重 ☆4 booklog.jp/users/07e37e6c… #booklog