KEIGO NAKAMURA
@NAKAMURAK5
Painter/現在美術作家 ユング派心理学による静物画史への脱構築的アプローチ 作品収蔵 Long Museum Shanghai 好きな食べ物はパヤとマドラスラム
長らくお休みしておりましたが、ようやく活動再開出来ましたことをお知らせします。自身でデザインして多くの工程を自力で加工したオリジナル額縁も遂に完成!!




今日は表参道でTaKuMiさんの個展に寄ってきました。俺の作品に刺激を受けてフレームのシリーズを始めたと言ってくださって、単純にすごくうれしいし、そういうことがあるのが楽しいよね。TaKuMiさんの建築家らしい視点から発見できたこともあり、観に行けてよかった。


基礎を身につける意味で石膏下地でもう一つ額縁を作ってみていますが、石膏下地の耐久性は疑わしいので本制作では使わない方向です。数百年もののアンティーク額縁を触ってみた所、ちょっと指で押しただけでポロポロと石膏が落ちてくる始末でしたので現代で石膏下地を使うメリットは無さそうです。

欠落部分の修復の為に模様の複製を造ってみました。ダメージが強過ぎるので隙間埋めて修復するよりも、レプリカ作る方が簡単かもしれません。


絵画作品の納品箱で定番な「差し箱」用の留め具をAmazonで探してみたら妙に高かったし時間も無かったので、衣料用ボタンとタコ糸で急遽制作。機能性は同じなのでこれで良いと思う。



そういえば完成版を載せてなかった額縁。側面の厚みにデザイン的意図が感じられず違和感があったので、古典でよくある裏側のエッジをナナメに落として薄く見せる加工をしてみたら造形的調和がとれた。全ての工程で発見があったので造ってみて良かった。




尻博用で制作させていただいた掛け軸用額縁はこんな構造になっていまして、ホームセンターの材料だけで簡単に作れます。内部に掛け軸をサクッと掛けて安全に展示できるなかなかの優れ物ですので、是非作ってみてください◎




「尻博」というイベントが御茶ノ水の文房堂ギャラリーで開催されているのですが、とある日本画家の掛軸用の額縁を2日間の突貫工事で制作致しました。設営日の朝仕上がりだった為、完成写真撮っている暇が無かった。


オランダのグループ展が今日終了。 まさかの会期中に作品売上の支払いまで完了してくれてまして◎なのですが、次回展示で提案いただいたLAのアートフェアが全く聞いたことないので、拒否して違うフェアに出してもらおうかと思うが、日本人が誰も通ったことないルートを行ってこそ俺な気もする。
先週はエディションプリントの納品を兼ねて、前々から行きたかった北海道に行ってきました。車で観光案内していただきまして、快適に1日過ごせまして感謝!!夜にはキュレーターのノエル君も合流し、函館展望台に。




スイスバーゼルの出展ギャラリーから問い合わせありまして、先日オランダのギャラリー用に一夜漬けで作ったポートフォリオを送ります。ポートフォリオ送って音沙汰無かったらちょい凹むとか思って、こういう問い合わせを数週間放置してしまう先延ばし癖がありまして、これを直すのを今年の目標にしたい
古典で金箔の色調変更に使われていた麒麟血という樹脂を入手。砕いてからアルコールで溶かして使います。出っ張り部分にだけ塗ってみましたが、美術館で観たことある感じのいかにもなアンティークブラウンに染まりまして、間違いなく重要な色材です。



