藤井動物病院FVMC(WBC動物病院グループ)
@FujiiACC
横浜市の藤井動物病院の院長のツイッターです。X上での返信はしておりません。個別の犬猫の問題はそれぞれ違いますので主治医にご相談下さい。よろしくお願いいたします。このツイートは日々の動物との生活の参考にしていただけたら幸いです。拙著「家ねこ大全285」、「いぬ大全304」KADOKAWA よろしくお願いします。
犬にとって何よりうれしいのは、大好きな人と一緒に過ごす時間です。犬は群れで行動する動物で、飼い主と一緒にいることで安心し、心が安定します。特別なことをしなくても、そばに座っているだけで満足してくれることも多いです。忙しくても1日10分でもいいので、目を見て声をかけたり、撫でたりする…
猫とすれ違ったときや目に入ったとき、用事がなくてもそっと名前を呼んであげてください。やさしい声は「あなたが気にかけているよ」というサインになり、猫に安心感を与えます。そして寝ているときはなるべく邪魔しないことが大切です。猫は1日14〜16時間眠る生き物で、睡眠中に触られると信頼を失う…
夏の散歩は必ず早朝か日没後に行ってください。日中のアスファルトは60℃以上になることもあり、犬の肉球が火傷する危険があります。確認の目安は「手のひらで地面に5秒触れて熱いと感じたら危険」です。肉球の火傷を防ぐために、犬用の靴や冷却スプレーの活用も効果的です。見た目に涼しそうでも地面…
猫が「ゆっくりまばたき」を返してくれるのは、信頼と愛情のサインです。これは猫同士の「敵意はない」「安心している」という合図で、飼い主がこのまばたきを送ると、猫も返してくれることがあります。さらにシェルターの研究では、「ゆっくりまばたき」に反応する猫ほど里親が早く決まる傾向があり、…
夏本番です。犬の車内放置はたとえエアコンをつけていても絶対にやめてください。故障や停止で一瞬にして高温になる危険があります。犬は汗をかけず、体温調整が苦手なため、わずか数分で熱中症を起こします。特にフレンチブルドッグやパグなど短頭種は呼吸が苦手でリスクが非常に高いです。渋滞中でも…
夏の留守中、猫を守るために冷房が切れた場合の避難場所を必ず用意してください。風通しの良い部屋に移動できるようドアを開けておく、遮光カーテンで室温上昇を防ぐなどの工夫が必要です。また、窓や網戸からの脱走対策も忘れずに。網戸が外れたり開いたりしないようロックやストッパーで補強し、万一…
犬は飼い主さんの表情や声のトーンから安心感を得ています。雷の音や見慣れない場所などで不安そうにしているときは、無言で放っておくのではなく、落ち着いた声で「大丈夫だよ」「そばにいるよ」と優しく声をかけてあげてください。抱っこが好きな子なら静かに抱いてあげるのも効果的です。飼い主さん…
猫はとても音に敏感で、大きな声や突然の音に強い恐怖を感じます。とくに人の怒鳴り声や大声は「攻撃されるかもしれない」と思わせてしまい、信頼関係が崩れる原因にもなります。ケンカやテレビの音量にも注意し、猫のいる空間ではできるだけ穏やかな声と静かな環境を心がけてください。日常的に落ち着…
犬は飼い主さんと気持ちを共有することが大好きです。トレーニングで「できた!」という瞬間に、ただおやつをあげるだけでなく、飼い主さんも笑顔で「すごいね!」「えらいね!」と声をかけて一緒に喜んであげてください。その反応が犬にとって何よりのごほうびとなり、「またやってみよう」と自信につ…
猫は環境の変化がとても苦手な動物です。急な引っ越しや大きな模様替えは強いストレスとなり、食欲不振や隠れて出てこないなどの行動変化が見られることもあります。引っ越しの際は家具や毛布など、猫のニオイがついた物を先に新居に運んでおくと安心しやすくなります。模様替えも一気にせず、少しずつ…
猫版も既にありますが、今回犬版が出ることになりました。私もほんの少しだけお手伝いをさせて頂きました。よろしくお願いします。 犬の情報全てこの1冊に!「もしも」に備える、犬の母子手帳|いぬヘルプ手帳 makuake.com/project/nancoc… #Makuake @makuake_caより
犬は飼い主さんの声や表情をとてもよく見ています。朝起きたときに笑顔で「おはよう」と声をかけるだけで、「今日も一緒に過ごせるんだ」と感じて安心し、うれしい気持ちになります。短い挨拶でも毎日続けることで、犬との信頼関係がぐっと深まり、心の安定にもつながります。スキンシップが難しい日で…
猫は鏡の中に映る自分や人の姿を理解しておらず、鏡越しに目が合うと「見知らぬ誰かににらまれている」と感じてしまうことがあります。とくに真正面から視線が合うと、威嚇されたと勘違いして警戒したりストレスを感じたりすることもあります。猫のいる部屋では鏡の位置に注意し、目線が合わないように…
犬は年齢によって体力や好奇心が変化するため、年齢に合った遊び方をしてもらえるととても喜びます。子犬の頃は好奇心旺盛なので、短時間でも頭と体を使う遊びがおすすめです。成犬は運動量が多く、ボール遊びや引っ張りっこなどでしっかり動く時間が必要です。シニア犬になったら無理な運動は避け、に…
来客が来るときは、猫にとって大きな環境の変化になります。知らない人やにおい、声に強い不安を感じやすいため、できるだけ前もって優しく「今日はお客さんが来るよ」と声をかけてあげてください。猫の好きな毛布やクッションを静かな部屋に置いたり、いつも使っているベッドを安心できる場所に移して…
犬は褒められることが大好きで、飼い主さんの笑顔や声から「うれしい」「自分はいい子だ」と感じて自信を持ちます。おすわりや待てなどのしつけだけでなく、目を見てくれた、静かに待てた、名前を呼んだら振り向いたなど、小さな成功も見逃さずに「えらいね!」「いい子!」と声をかけてたくさん褒めて…
猫は毎日のリズムをとても大切にする動物です。ごはんの時間がバラバラだと不安になったり、落ち着かなくなったりすることがあります。できるだけ毎日同じ時間にごはんをあげるようにしてください。朝晩2回なら、例えば「朝7時・夜7時」のように12時間間隔で決めておくと猫も安心します。時間になると…
犬によって性格や好みはさまざまで、ドッグランが楽しいと感じる子もいれば、知らない犬や広い空間が苦手で緊張してしまう子もいます。無理に他の犬と遊ばせようとしたり、「せっかく来たのに」とプレッシャーをかけると、かえってストレスになります。まずは犬の様子をよく観察し、楽しそうにしていれ…
猫は静かで落ち着いた環境を好み、強い光や大きな音はストレスの原因になります。とくに夜は本来の習性として薄暗い中で過ごすのが自然です。夜遅くまで明るい照明やテレビの音が続くと、なかなかリラックスできません。できるだけ夜は照明を落として静かな空間を作ってあげてください。人の生活音が少…
犬はルールや声かけを通して安心感を得る動物です。ごはんの前に「待て」と言って少し待たせ、「よし」で食べ始めさせることで、メリハリのある行動が身につきます。ただ食べさせるのではなく、毎回きちんと声をかけることで、犬は「飼い主さんが見てくれている」と感じて信頼も深まります。しつけにも…