萩原かるかろどん
@Carcharodon456
カクヨム等で、ファンタジー小説を書いています。自分の書いた作品や海外の日本サブカルチャーについて、発表する予定です。 #小説が読めるハッシュタグ #小説宣伝 #小説家になろう #カクヨム
現在、拙作を投稿しているWebサイトのアドレスです。 #カクヨム kakuyomu.jp/users/apophis #小説家になろう mypage.syosetu.com/2890518/ #小説が読めるハッシュタグ #小説宣伝
私が今書いているお話の世界では、 憑依系は、暗黒と欲望の神の仕業。この神は、転生者達にチート能力を与え、異世界に放り出しては、右往左往する様子を見てゲラゲラ笑っている。 一方で相方の「光と愛の神」は、神官たちに子供を憑依から守る術や、憑依者を元の世界へ送り返す徐霊術などを授けている
異世界転生、自分の可愛い息子の中身が別の世界の得たいの知れぬ奴になっていた両親のことが気の毒でしょうがない
『青葉と刃の環は廻る ー帝国軍、琥珀の森でエルフ軍とかく戦えり』 最終話 『青葉と刃の環は廻る』を更新! 今まで読んでくださって、ありがとうございます! 結末が気になる方は、ぽちっとリンク押してください。 #小説宣伝 #カクヨム #エルフ #ミリタリー #ファンタジー kakuyomu.jp/works/16818792…
さて最後にちょっと宣伝して終わりましょう! 『青葉と刃の環は廻る ー帝国軍、琥珀の森でエルフ軍とかく戦えり』 第11話 『虚無の器』を更新しました! 気になる方は、ぽちっとリンク押してください。 #小説宣伝 #カクヨム #エルフ #ミリタリー #ファンタジー kakuyomu.jp/works/16818792…
ちなみに、彼らの末娘は父親の武勇伝(?)に影響を受け、人間社会に強い興味を抱きます。 そして森を飛び出し、持ち前の変身能力を武器に冒険者として大活躍。 やがて新皇帝の親衛隊にまで成り上がり、ミミックの騎士として名を馳せるのですが…… それは別のお話です。 (終わり)

ミミックの方もびっくりして大笑いし、 この変わった人間をすっかり気に入ってしまい、彼を受け入れることにしました。 一夜限りの関係のはずが、予想外に相性が良く、二人はそのまま結婚。 子どもにも恵まれ、琥珀の森で幸せに暮らすことになりました。 (つづく)
湿地の戦いで大打撃を受けた帝国軍の中で、前代未聞の方法でただ一人、生還した男がいました。 彼は魔術師団の一員だったのですが、 なんと、襲いかかってきたミミックを口説き落とそうとしたのです。 (つづく)
しかし―― 可愛い〈ケダモノ〉たちに娯楽を与えるため、あえて手加減をしていたのです。 琥珀の森に棲む古き精霊や獣たちは、強大で、恐ろしく、そして気まぐれ。 その行動は予測困難であり、しばしば人知を超えています。 次に紹介するのは、そんな存在を象徴する一件です。 (つづく)
ちなみに、弓兵たちの矢がすべて弾かれたのも、火炎術師たちの術が無効化されたのも、 すべて、オフィーリアの仕業でした。 女王がその気になれば、数万の兵を水圧で押し潰し、カラカラに乾かし、体液を瞬時に凍らせ、あるいは血液中に気泡を発生させて、皆殺しにするのは簡単でした。 (つづく)
オフィーリアは、非常に古く、そして強大な精霊です。 帝国軍としても、彼女と争うつもりはまったくありませんでした。 ――しかし。 彼らはエルフの幻術により、巧妙に水妖の女王の領土へと誘い込まれてしまったのです。 (つづく)
第5話 妖精と魔法の森 投稿完了! ここで以前語った裏設定を再掲載させてもらいます。 Q,オフィーリアって誰なの? A, エルフ達が住む「琥珀の森」は複数の古代種が治める連合国です。オフィーリアは、水の魔物や妖精を司る女王です。 (続く)
16 「オフィーリア……」 誰かが呟いた。 水妖《オンディーヌ》の女王は、名を呼んだ者を讃えるように、首をかしげ、ゆっくり微笑んだ。 その背後、水草と苔が渦を巻き、大津波のような粘体生物《スライム》が、ぬらりとその異様な巨体を露わにした。
15 槍の放たれた方向に目を向けた兵達は、さらに深い驚嘆と恐怖を味わうことになる。 常人の二倍はあろう優美な長身が、水面にすっと立っていた。 色とりどりの花が、滝のような髪を飾る。 その完璧な肢体は、深海のクラゲのように淡く光る蛍光色の液体で形作られていた。
14 「炎熱は効かん!氷雪系か雷撃系に切り替えーーぐふっ!」 声は途中で血に変わった。 真後ろから放たれた鋭い水の槍が、結界を貫通し、老魔術師の後頭部を突き抜けたのだ。 脊髄を砕かれた身体が、ぐらりと前に崩れた。
13 湿原の豊富な水は、妖精族の尖兵達の鎧であり、難攻不落の砦でもあった。 そのとき、球状の力場が一帯を押し広げ、水と怪物達を弾き飛ばした。 ヴィルギリウスよりも年期の長い老練の戦闘魔術師が、濡れた髭を振り払いながら怒声を上げた。 「全員、水場から離れろ!」
12 だがその瞬間、彼の身体は水の中へ引きずり込まれ、怪物達が再び水上に姿を現した。 魔術師達は絶望と共に悟った。 ーーライデンフロスト現象だ! 水滴が灼熱の鉄板の上で踊るように、極度の高温は液体に薄い蒸気の膜を作り、却って熱の伝達を阻害する。 彼らの火炎術はすべて無効化されていた。
11 彼らが印を切り、呪文を唱えるたび、渦巻く灼熱の槍や爆裂する火球が水面へ叩き込まれる。 着弾のたびに水は沸き立ち、もうもうと水蒸気が立ち上った。 「ーー殺ったぞ!」 火炎術師の一人が拳を握り、勝利の叫びを上げた。
10 だが、その矢は巨獣達のぬるりとした皮膚を滑り、弾かれて、まるで歯が立たなかった。 やがて矢を使い果たした兵士達は、不運な仲間と同じ運命を辿った。 「後ろへ下がれ!俺達の前に出るな!」 そう怒鳴ったのは、遅れて駆けつけた火炎術師達だ。
9 牛ほどもある蛙が、丸呑みに人を飲み込み、 鉄板のような鱗に覆われた巨大な鰐が、騎兵を二人まとめて咥えたまま死の回転を繰り出し、さらに数名を押し潰していった。 弓兵と弩兵達は必死に遊軍を救おうと矢を射かけた。
8 騎兵達は必死に応戦するが、水と泥に馬足を取られては、その武勇も十分の一も発揮できない。 乙女達は舞うように身体を揺らし、槍や剣をすり抜けて、次々と男達を鞍から、水底へ引きずり落としていく。 だが帝国軍を襲ったのは擬態獣だけではなかった。
7 蓮の花のように赤黒い血が広がる中、さらに十余りの娘達が無垢な笑みを浮かべながら姿を現した。 その下、水の底では、巨大な影が兵士達目がけて泳ぎ寄ってくる。 「擬態獣《ミミック》だ!」 誰かの悲鳴を皮切りに、戦闘が始まった。